■企画概要
「未来の肌着は、『たたむ』の楽だったわ～！」
2023年４月11日にデイサービス笑楽西田辺店で行われた「未来の肌着」体験レクリエーション(以下、体験レク)。その体験レクに参加いただいたご利用者からの声です。
高齢になるにつれ、介護度が上がるにつれ、「できないこと」が増えていきます。しかし、アイデアがあれば「できること」を増やすことも可能なはず。そのような「想い」で実現した企画が「未来の肌着」体験レクリエーションです。
どこが未来の肌着かと言うと…
この肌着には「裏表と前後がない」のです。具体的には、肌着を「たたむ」と「着る」という日常生活上の動作の「ストレス」が減り、「時間」が短縮されるとのこと。また、肌着を着る際に、向きを確認せずにズボっと頭から被るように着れるため、「手や腕が不自由な状態でも一人で着ることが可能になる」とのこと。
「果たしてそれは本当なのか!?」検証したいという狙いもあり、特別レクリエーションとして、普通の肌着チームと未来の肌着チームに分かれて、「20枚の肌着をたたむスピード対決」という形式でレクリエーションを実施しました。
結果は、未来の肌着の圧勝！
普通の肌着よりも「半分の時間」で畳めることが証明されました。体験レクに参加いただいたご利用者からは
「裏返しの服を表にしないでいいから、楽だった！」
「裏表と前後ろがないから、早くたためた！」
「これなら腕が上がらなくても、着れるかも！」
「確かに、未来の肌着！」
などの声が上がりました。
「高齢者が笑って、楽しく過ごす自立支援」の想いのもと、ビオネスト笑楽では、高齢者の「できること」を増やす「最先端のアイデア」との「出会いの場」をこれからも提供して参りたいと思います。
■企画詳細
ここからは、「未来の肌着」体験レクリエーション当日の詳細レポートをご紹介します。
遡ること、2023年4月11日14:00ちょうど。
吉〇新喜劇のBGMと共に、デイサービス笑楽西田辺のスタッフ２名よる「寸劇」が始まりました。
最初は、「普通の肌着」を裏向きで脱ぎ捨てる子ども役のスタッフ。母親役のスタッフは「また！も～！裏返しに脱いで！」と文句を言いながら、表に向ける。
続いて、「未来の肌着」を脱ぎ捨てる子ども役のスタッフ。母親役のスタッフは「また！も～！裏返しに脱いで！…って、裏返しになってないやん！というか、裏も表も、前も後ろもない！何これ！」と未来の肌着に驚きを隠せない様子。
この寸劇で、ご利用者の興味をひいて、「普通の肌着と未来の肌着対決、スタート！」と盛り上げていきます。
普通の肌着と未来の肌着を比較して体験いただくためにご利用者を３チームに分けて、チーム対抗戦を２回実施しました。
結果は、次の通り。未来の肌着の「圧勝」で終わりました。
◎未来の肌着体験レクリエーション結果
＜サポートなしで畳めるご利用者チーム＞
未来の肌着 1分45秒 1分9秒 【勝ち】
普通の肌着 2分50秒 2分0秒
＜サポート有りで畳めるご利用者チーム＞
未来の肌着 1分36秒 1分18秒 【勝ち】
普通の肌着 2分32秒 2分37秒
＜男女別ご利用者＆スタッフ混合チーム＞
未来の肌着 1分33秒 0分57秒 【勝ち】
普通の肌着 2分23秒 1分56秒
今回、「洗濯物をたたむ」という日常生活上の動作をゲームにし、また「介護施設で最先端を体験できるように！」という想いのもと「未来の肌着」をゲームキットとして活用してみました。
体験いただいたご利用者からは
「裏返しに脱いだ服を表にしないでいいから、楽だった！」
「裏表と前後ろがないから、早くたためた！」
「これなら腕が上がらなくても、着れるかも！」
「裏表ないから、とにかくたたむの楽だった！」
「この肌着欲しいわ～。いくらなん？(笑)」
「肌着だけでなく、長袖があったら、更に良いかも！」
「子供にも良いね！」
「綿100％で、触り心地も良い！」
「裏表を間違ってしまう人が間違わなくてすむから良い！」
「生地をもう一度触りたい！（ゲームに集中してしまって）」
など様々なお声をいただきました。
「高齢者の自立支援」という大義を実現するために、介護業界だけでなく、アパレル業界でも、こういったアイデア商品が次々と誕生していっております。
ビオネスト笑楽では、これからも「介護施設で最先端を体験できるように！」という想いのもと、様々な異業種連携を「笑って、楽しく」過ごせるカタチに変えて、ご提供して参りたいと思います。
■レクリエーションにご協力いただいた企業のご紹介
視覚障害をお持ちの方から聞いた、肌着の裏表や前後を確認するために「肌着のネームタグを触って、それが左側の内側にあるから正しく着ている、という確認をしている」という「現実」。
肌着に裏表・前後があることで、肌着を「着る」こと、「たたむ」ことに「無意識レベル」のストレスがあるという「事実」。
その無意識レベルのストレスから解放する「未来の肌着」を大阪泉州の地場産業である「繊維産業」の活性化を通じて、地域の活性化も目指す社会課題解決企業。
※ビオネストグループ子会社(株)エナジィストとの連携オンラインショップ限定で「要支援・要介護高齢者“自立支援”格安セット」「介護従事者“応援”格安セット」をご提供いただいております。
